[仙台旅行] 早朝の朝市で舌鼓。塩釜水産物仲卸市場の食堂で海鮮丼をいただく(仙台一人旅その1)

[仙台旅行] 早朝の朝市で舌鼓。塩釜水産物仲卸市場の食堂で海鮮丼をいただく(仙台一人旅その1)

予告の通り、仙台に一人旅へ出かけた。

いざ仙台…からの塩竈市

3/30(金)の夕方に会社を早上がりして新千歳空港へ。そこから1時間強で、この旅でお世話になるカプセルホテルに着いた(このカプセルホテルが面白かったので、別記事で紹介します)。

とにかくたくさん行動したかったので、その日はすぐに就寝。

翌日3/31(土)。朝5時に起きて、最寄りの電車に飛び乗った。最初の行き先は、塩竈市。

海鮮丼が食べたいな

旅に行く前、ぼんやりと「朝市に行きたい」と思っていた僕。東北と言えば、やっぱり海鮮物が有名。そして三陸沖には、豊富な水産資源があるわけで。もちろん、魚や貝を買って帰ろうとは思っていないけど、何かしら口に入れられたらな、と考えていた。

仙台駅から電車に揺られること30分。最初の目的地である東塩釜駅に到着。

この時点でまだ朝7時前。市場は朝3時からやっているというから、行って閉まっているということはなさそう。駅の周りには何もなく、左手に三陸の海の風を感じながら、僕は塩釜水産物仲卸市場へ向かった。

歩いて15分くらいすると、お目当ての塩釜水産物仲卸市場に到着した。

中に入ると、めくるめくる海産物の数々が僕を出迎えてくれた。観光客はまばら。そうだよね、まだ7時だし。

▲さすがにまだお客さんは少なかった

新鮮な魚介類がいっぱい

やはりと言うべきか、牡蠣がずらっと並んでいた。他にもマグロとか、ホヤとか。

ここらで採れるものが活きよく売られていた。なんでも、市場ではお馴染みの「勝手丼(刺身を好きに買って自分だけの丼を作ることが出来るアレ」をここでもやっているらしく、買いたい衝動にかられ…。でもあれ、人数がいないとコスパが悪いんだよなあ…としばし葛藤。で、あきらめて食堂を探した。

市場の南東に位置するのが「塩竃市場食堂 只野」さん。

のれんをくぐると、ほぼ満席といった盛況ぶりだった。観光客の人たちはみんなここに来ていたの?と錯覚するほど。そこにたまたま1席だけ空いていたところがあったので、僕はそこに案内された。

只野さんは、海鮮丼や刺身を中心に提供してくれるお店。どのメニューも魅力的で「うーん」と悩んだ結果、メニュー表の一番上に書いてあった「塩竃海鮮丼」を注文した。

これが塩竃海鮮丼!

そしてしばらく待つと、やってまいりました海鮮丼。

ここにお漬物と味噌汁と、あと見慣れぬ海藻が付いてきた。

すると店長さん(というか多分只野さん)は「これは”ぎばざ”って言います。味付けしてあるので、ご飯を少し残して、締めにこれをかけてお召し上がりください」と説明してくれた。北海道じゃ聞かない名前の海藻だ。ちょっと期待しちゃう。

塩竃海鮮丼には、海老やまぐろ、白魚など、旬の魚介がたくさん乗っていた。さっそく食べてみると、どれも脂がのっていて、身がプリプリしていて。当たり前かもしれないけれど、しっかりとした新鮮さを感じることが出来た。

特に、僕が感動したのが海老とはまちで、海老は甘みが強く、頭についている味噌が濃厚でたまらない。はまちは脂がぎゅーっと一切れに詰まっていて、口に入れるとじんわり旨味が染みわたる。朝から贅沢。そして感動。あっという間に平らげて…っと、ご飯は少し残してね。

▲某リポーターが宝石箱と言ったのもわかるキラキラ感

ぎばざは不思議な海藻

そして、最初に説明のあったざばざをかけてみる。

なんとなく、もずくに似ているのかな?と思って口に運んでみると「ばっ!」と野性味溢れる風味が飛んできた。海藻に野性味って言うのも変だけど、とにかく植物が持つワイルドさを感じた。そのあとすぐに、海藻らしい味わいに。歯ごたえがシャキッとしていて、するするっとご飯と一緒に口へ喉へと運ばれていく。うーん、すばらしい。何でも、東北地方ではいろんな呼ばれ方をしつつ、健康に良い食べ物として親しまれているんだとか。なるほどねえ。

こうして、余すところなく胃におさめた僕は、朝から大満足。会計をすると、お口直しにあめ玉をくれた。こういう気遣い、うれしいよね。

▲まだ朝だったので、皆さんせわしなく準備をしていた。ご年配の方が多く、仕事仲間と笑顔で会話していたのが印象的だった

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さらに北へ。

市場を出た僕は、一旦東塩釜駅へ戻り、今度は松島海岸へ。仙台旅行と言いながら、いきなり郊外へ飛び出し気味。でもこういう移動が出来るのも一人旅の醍醐味かしら。

次回は松島を旅します。