そうだ、京都に行こう

そうだ、京都に行こう

そうだ、京都に行こう

こんにちは、だいこりです。

これまで頑張って来たし!という勝手な考えのもと、会社に無理を言ってGW前の平日に、26〜28日の3日間お休みを貰いました。あれこれやりたい事はいくつかありましたが、奥さんと二人で相談して決めたのは、「臨月に入る前に旅行に行く!」でした。色々候補地を探すうちに、京都か九州のどちらかがいいねーと言う話になったのですが、とある旅行会社に務めている友人から「京都がいいよ!」という一言を貰ったので、京都に行くことに決めました。

はなから飛行機のマイルを使って行こうと決めていたので、旅のプランは全くの未定。とりあえず京都のガイドブックを購入して、計画を練ることに。とりあえず清水寺は行きたいねーとか、嵐山で竹林が見たいーとか、ベタなところは抑えましょうという流れに。あと、折角だから美味しいものが食べたい!ということで、一つだけ、夕食にある店を予約してみました。これがたいそう良かったので、詳細は後述します。

デパートのレストラン街で早くも京都を満喫

4月26日。飛行機の関係で、12:00の便に乗って関西国際空港へ。そこから特急はるかに乗り継ぎ、16:00くらいに京都駅に着きました。1日目は移動の時間が多く、そんなに色々見れないだろうということで、京都駅周辺で色々と済ませることにしました。

まずは腹ごしらえということで、京都駅に隣接している伊勢丹というデパートで夕食を頂きました。全くもって下調べ無しだったので、京都っぽいものを選んだ結果、「京豆冨不二乃」さんに決めました。メニューを見ても良く分からないと思ったので、その場注文で食べられるコース料理をチョイス。名前の通り、とうふにまつわる数多くの料理が次々と出てきて、二人とも「はーっ!」となってしまいました。特に豆乳とうふが大変美味しく、京都に来たなぁーという感じがしました。

豆乳とうふ
豆乳の豊かな風味が口の中に広がります。

その後は間髪入れずに甘味処へ。これも伊勢丹デパートに入っていた「中村藤吉本店」さんという、本場宇治の抹茶を使ったデザートを満喫出来るお店です。ここの抹茶アイスが素晴らしい!しっかりとした抹茶の苦味の中に、甘さと旨さが調和しており、一度食べたらやみつきになりそうです。茶そばなど、抹茶にまつわる軽食も出しているようなので、京都駅について小腹が空いたなーと思ったら訪れてみるのもよいかもしれません。

抹茶アイス
これぞ抹茶アイス!と言わんばかりの緑さ。いつも食べてる(というかそんなに食べないけど)抹茶アイスとは一味違う感じでした。

金閣寺!龍安寺!そして嵐山!

4月27日はフルに観光をしました。前述の通り、ベタな場所を攻めることに。

まずは金閣寺。正確には鹿苑寺金閣ですね。室町時代は足利義満がビシッと建てた、絢爛豪華なこの建物は、京都を代表するお寺の一つとして挙げられます。ですので、当然のように修学旅行生が盛りだくさん。学生さんの割合は大変高いものでした。で、本来であれば金閣寺を囲むお庭をぐるっと回るはずだったのですが、当日は運が良かったのか、方丈(ほうじょう)という鹿苑寺の本堂が限定公開しており、そちらに入ることにしました。庭園を始め、デジタルによって作画された屏風絵や、軒下から眺める金閣寺など、普段立ち入ることの出来ない場所での見学は、大変貴重なものでした。

鹿苑寺の方丈
丁度良く一般公開されていた鹿苑寺の方丈(本堂)。
金閣寺
方丈の軒下から眺める金閣寺。当時、お偉いさんが来るときに通す客間から見ることの出来る角度なんだとか。

続いては龍安寺。石庭が有名な場所ですね。ここもビシッと、何のひねりもなくおさえてきました。それ以上でもそれ以下でもありません。

龍安寺の石庭
おなじみの石庭です。あいにくの雨だったため、石庭のナミナミがうまく写真に写りませんでした…。

龍安寺を見学し終えると、今度は嵐電に乗って嵐山へ。ついた頃には14:00くらいで、いい感じにお腹も空いてきました。2日目のお昼も特に決めてはいなかったので、嵐山付近で良さそうなお食事処を探すことに。ガイドブックを見ると、鯛料理の美味しいお店があるとのことで、行ってみたのは「鯛匠HANANA」。メニューは数少なく、その中でお薦めだったのが鯛茶漬け御膳。これがもう…(言葉にならない)。出てくる鯛は刺身となっていて、ごま風味のタレに漬けてあります。そのまま頂いても大変美味しいし、お茶漬けにして少しだけ火が通った状態でも格別に旨い。さらに追加で出てくる京漬物と併せて、さらに美味しいという、もう何回得をすれば気が済むんだ…と言わんばかりのセットでございました。嵐山にお越しの際は立ち寄ってみては如何でしょうか。

鯛匠HANANAのセット
右から2番目にあるのがごまだれに漬けられた鯛です。そのまま食べても美味しいし、お茶漬けにしても美味しい!
鯛茶漬け
そしてこれが鯛茶漬け。お茶によって鯛に少し火が通って、これがまた乙なのです。

感動の竹林

昼食を終え、いよいよ竹林へ。道中、いくつかのお寺などを巡りながら、着きました!ポスターで見たまんまの風景です。

嵯峨野の竹林
俗に「嵯峨野の竹林」と呼ばれるところです。凄いだろ?これ、全部竹なんだぜ…。

そして夜…京料理に挑む

見学を終えた我々は、一度ホテルに戻り、夜に向けてウォーミングアップ(?)をすることに。そう…冒頭でも述べたように、夕食は旅立つ前からビシッと予約した、京料理のお店に決めていたのです。お店の名前は「京料理かじ」。本格的な京料理を頂けるにも関わらず、お値段はリーズナブルと、京都内外から愛される名店だそうです。場所は祇園など派手なところではなく、街中にひっそりと構えています。お店に着くとカウンターに通され、そこから京料理のコースとして1品1品料理が振舞われます。そのお味と言ったら…(思い出して、感涙)。本当は1品ずつ写真を撮ってきたかったのですが、なんだかお店にも料理にも失礼な気がしたので、全然撮りませんでした。それでも何か思い出に…とお店の方にお断りして、2品だけ撮ってきました。そのうちの1品を載せます。

1品目
筍と鴨の焼き物。前面には生麩の田楽とウドのきんぴらが添えられています。

料理は全部で9品。旬の筍や鯛のお吸い物、炊き込みご飯など、季節の旬な食材を使ったお料理の数々に、二人とも打ちのめされてしまいました。ほんと、何かごめんなさいと謝りたくなるような、ありがたい気持ちになってしまいました。京料理かじ、お世辞抜きでお薦めです。

2日目は清水の舞台へ

4月28日の最終日。こちらもド定番ですが、清水寺へ行きました。実は今回の旅のテーマを「大人になってから行く、京都」と勝手に決めていたので、特に清水寺なんかは学生の時に行った時とまた趣が違うんだろうなあー…と思っていました。実際行ってみると、やはり見るポイントが違ってきます。建物の梁の部分の装飾を眺めてみたり、木々の間にひょっこり顔を出す塔に何か芸術的なものを感じてみたり…。なんだかわかりませんが、自分が文化的な人間になったように錯覚してしまいますね。

梁
建てられた当時からこんなにカラフルだったんですかねえ。
清水の舞台
おなじみの角度から撮った清水寺です。木々の新緑がまぶしいですね。

その後は五年坂や石畳の小道を抜けて、祇園を巡ったりしました。どこもかしこも京都らしい街並みで、最後の最後まで京都を満喫したのでした。

小道
こういう所を歩きたくて、京都に来たってところもありました。おそらく、一見さんお断りなお店が連なっていたりするんでしょうねえ。

本当は上記で書き切れないエピソードもあるのですが、それはまた別の機会に。皆さんも旅行に行く際は、京都を選択肢に入れてみては如何でしょうか。まあ、季節柄、秋とか桜の季節とかは絶望的かもしれませんが…。

それではまたー。