イタリア旅行記(5) ~ ヴェネチア
ヴェネチア。イタリアの北東部に位置する島で、運河が縦と横を行ったり来たりする、それはもう水ばっかりの都市です。毎年国際映画祭が開催されることも有名で、最近では北野武監督が自身で監督した作品の名前が取られた「監督・ばんざい!賞」を受賞したことでも話題になりました。本当はもっともっと深い歴史に刻まれた街なのですが、すべてを語るととんでもない量になりますので、ここでもまた、Wikipedia先生に頼ってしまうとしましょう。
午前中はまるまる移動。11:30頃港につくと、いよいよ本島へ向けて船を走らせます。ヴェネチアは毎年地盤沈下が進み、特に地球温暖化のせいでその進行は留まる事を知らず、ゆくゆくはアドリア海に沈んでしまうのではないかと危惧されています。そのため、バスはもちろん車での進入は禁止されており、ヴェネチア内部の移動はすべて徒歩か船での移動となります。
しばらくすると、ヴェネチアの外観が見えてきました。イタリア特有の街並みが、そのまま海に浮かんでいるようです。上陸後、まずは腹ごしらえに街中のレストランで昼食。出てきたのはイカ墨パスタ!とっても美味。後から出てきた魚介類のフリッタ(から揚げみたいな感じ)も最高です。うーん、どんどん食事のレベルが上がってきているなあ。
運河と建築物の見事なコラボレート。移動は徒歩か船です。 | 道は狭く、レストランに行くのも添乗員さん無しでは無理です。 |
どどーんとイカ墨パスタ!食べるとお口が真っ黒に。 | 店先で寝転んでいるいぬっころ。そこの店員さんに足であやされていました。 |
昼食後はサンマルコ寺院、ドゥカーレ宮、サンマルコ広場を回る。ガラスモザイクの壁画が美しい。どれも金ぴかです。さらに陽気な現地ガイドさんがジョークを交えながら説明してくれましたのでとても楽しい。その後はヴェネチアの特産品、ガラス工芸品を鑑賞。素晴らしいデザインの数々ですが、何故か親近感が…小樽のアレ?
上記はすべてガラスと金で出来ており、モザイク画となっています。神々しい。 | ヴェネチアングラスの工房にお邪魔しました。ここからあっという間に花瓶が完成! |
そして自由時間。二人でヴェネチアの街を散策。「白い巨象」とも呼ばれるリアルト橋を見学しました。さーて戻りますか…と思ったら、ここはどこ?思いっきり迷いました。。。そうです、ヴェネチアは人が3~4人くらい横に並んで歩くのが精一杯なほど狭い道が迷路のように入り組んでいるため、方向感覚など当てにならないことならないこと。昼食を食べたレストランに行く時でさえ、添乗員さんがいながらも「ちょっと危ないかも…」と思ったくらいでした。添乗員さんは「黄色い看板に従って歩いて下さい」と言っていましたが、角で見るたび指している方向が違う…。どどどどうしたら…と涙目になっていると、ようやく見慣れ道が…よかった。。。。ヴェネチアにお越しの際はお気をつけ下さい。地図すら約に立ちません。
リアルト橋。人がもっさり乗ってます。 | どんどん道が入り組んで来て…はっ、ここは一体どこ?? |
最後はお馴染み、ゴンドラに乗って運河を巡ります。ああ…もう言葉になりません。とにかく運河から見た街並みが素晴らしい。いつまでもこう…乗っていたいと思える船は久しぶりです。これはプライスレスですわ…(某CMを思い出しながら
ヴェネチアではお馴染みのレジャー、ゴンドラに乗って運河を巡ります。 | 上部に見えるのは昔の刑務所。あそこから向かいの橋に囚人がため息を付いていた事から、その橋をため息橋と呼んだそうな。 |
この日は丁度中間くらいの潮でした。建物は年々海水によって侵食されて行きます。 | いかにもベニス!運河の上で洗濯物を干しています。 |
次回はいよいよ最終回。イタリア北部最大の都市、ミラノを旅します。
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