GHOST IN THE SHELL/攻殻機動隊 2.0 について感想を述べてみる
先日、攻殻機動隊 2.0というアニメ映画を観てきたとここで書いたのですが、改めて感想を述べてみようかと思いました。
そもそも攻殻機動隊って何ぞや?という方は、Wikipediaの説明を。ん、でも何だかよくわかりませんね。簡単に箇条書きにしてみると、
- 近未来
- サイボーグとかあたりまえ
- ネットとか凄い
- 作品の設定が細かい
- マトリックスもこの作品に影響を受けたことで有名
と言ったところでしょうか。この手のジャンルはサイバーパンクと呼ばれ、メカ好き、機械好き、IT好きにはたまらない作品と言えるでしょう。
で、この作品のあらすじをこれまたWikipediaから引用すると、
時代は21世紀、第三次核大戦と第四次非核大戦を経て、世界秩序は大きく変化し、科学技術は飛躍的に高度化した。その中でマイクロマシン技術(作中ではマイクロマシニングと表記されている)を使用して脳の神経ネットに素子(デバイス)を直接接続する電脳化技術や、義手・義足にロボット技術を付加した発展系であるサイボーグ(義体化)技術が発展、普及した。その結果、多くの人間が電脳によってインターネットに直接アクセスできる時代が到来した。人間、電脳化した人間、サイボーグ、アンドロイド、バイオロイドが混在する社会の中で、テロや暗殺、汚職などの犯罪を事前に察知してその被害を最小限に防ぐ内務省直属の攻性の公安警察組織、公安9課、通称”攻殻機動隊”の活躍を描いた物語。
となります。映画では「人形使い」と呼ばれるハッカーが敵で、それを捕まえようとする公安9課、陰謀、犯人の真の目的などが、実に魅力的な映像によって語られます。
今回の2.0と言うのは、95年に初めてこの作品が映画化された際、日本ではあまり人が入らなかった(SFに関心がなかった)ため、知らない人も多いのではと感じた監督の押井守さんが、昨今のCG技術を駆使してクオリティをめいいっぱい上げたものになります。ですので、内容はほぼ同じなのですが、要所要所のカットが書き直されています。
で、肝心の感想ですが、今思えば随分昔の作品のはずなのに、まったく色あせないテーマ、キャラクターの魅力がぎっしり詰まった映画だと感じました。大抵、リメイクの場合だと「あ、そうそう、こんな話だったよなー」と思い出しながら観ているのが普通ですが、この作品の場合だと、そういった感想も飛び越えて「うむむ…!」と改めて色々と考えさせられる感じにさせられます。
こういった作品が映画館で上映されることはめったにないことかと思いますので、今まで大した興味のない方でも一度観てみることをお勧めします。あ、でもその際は、いきなり観るのではなく、ある程度前提知識を身につけておいたほうがより楽しめるかと思います。上記リンクのWikipediaを暇な時にでも参照されるとよいでしょう。
まるで配給会社の回し者みたいになってしまいましたが、やっぱり面白いものはいつになっても面白いんだなあと感じました。いやあ、映画って、ほんっとに以下略です。
それではまたー。
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