[旅行] ベトナムで道行く人から日本円を見せてくれって言われたら注意な話（当たり前）

あけましておめでとうございます。2019年、良い年になりますように。

ということで、新年とは全く関係ない話。先月ベトナムに仕事で出張に行ったのだけど、ちょっとだけ危ない目にあった（と思う）ことをちょっと書いてみたいと思う。

ハノイを歩く

今回、ベトナムはハノイに仕事で行った。1日目は仕事、2日目はハノイを自由に見て良いよ、と会社から言われたので、その通りに行動することに。仕事はまあ良いとして、2日目は本当に自由。ガイドさんは当然ついていないので、どこに行くにも何をするにも自分たちで考えなくてはいけなかった。

まあハノイなんで、とりあえずホーチミン廟に行ってみるかーってことで、滞在先のホテルからその付近まで、とりあえず歩いてみた。15分くらいしたら、そのホーチミン廟が見えてきた。が、全然入り口に近づけなくて、手前の大きな庭？みたいなところを外回りでぐるーっと回ることになってしまった。全然入り方とか調べてなかったので「いやーどうやったら中には入れるんだべ」なんて同僚と話しながら、12月とはいえこちらで言えば初夏に近い暑さの中、てくてく歩き続けた。

突然声をかけられた

で、この時ことは起こった。僕らが歩いていると、中東系な小太りのおじさんが、何かを探しているようなそぶりを見せつつ、唐突に僕らに話しかけてきたのだ。

「ここらへんにイタリア料理を食べられるお店を知らないかい？（英語）」

え？ベトナムでなぜイタリア料理？と思いつつ、とりあえず「すいません、知らないです。僕ら、日本人」とカタコトの英語で応えた。すると「おー日本人か！僕も昔大阪にいてね！」なんて返してきて、少し思い出話を語ってくれたり、おいしいお店を知っているかなんて聞かれたりした。

日本のお金を見せて

ここまでは良かったのだけど、問題はそのあと。おじさんはひとしきりしゃべったあと、

「そういえば日本のお金、見たいなあ。見せてくれる？」

と言ったのだ。あやしい。あやしすぎる。ここで断ればよかったのだけど、何せここまで英語で話しているものだから、僕の思考も英語で話すことに引っ張られて油断しちゃっていたのかもしれない。「とりあえず10円玉を見せておけば良いか」と思って、財布から10円を出しておじさんに見せた。おじさんは喜びつつ、10円にキスをするような仕草でそれを確認したあと、今度は、

「お札も見せておくれよ」

と言った。これはやばい。同僚も「○○（僕の本名）さん、これ詐欺じゃないですか？」とさすがに助言してきたので、少し考えた後、僕は財布からほんのちょっとだけ、ちらっと見えるくらいでお札を出して「これで勘弁して」的なことをおじさんに伝えた。

するとおじさんは「OKOK〜」って言って適当に感謝を述べたあと、じゃあねって言って最後まで陽気なまま雑踏の中に消えていった。

みんな気をつけようね

その後、結局なんだったんですかねーと話しながら、また歩き始めた僕たち。でも冷静に考えるとやっぱりあれは詐欺だったんじゃないかなと思う。たぶん、あそこで財布からお札を出して手渡していたら、そのまま持って行かれたんじゃないかな、と。たまたま僕が財布からほとんどお札を出さなかったので諦めてくれただけで。あとで聞くと、実際そういう被害にあっている人ともいるとのことらしい。

なので、ベトナムに限らず、海外旅行でそういう風に声をかけられたら、気をつけてほしいなってことでした。