[札幌散歩] お金をかけずに札幌を観光しよう(1)
先日の3連休。家族はまだ春休みなので実家に帰っており、僕は1人。年末の忘年会ラッシュもあってか懐は寒く、何もせずに家にいようと思った。が、2日もすると耐えられなくなった。お金はない。でも外に出たい。ということで、僕はお金をかけずになんとか遊べないかと思案した結果、「お金をかけずに札幌を観光しようツアー」を勝手に企画するに至った。これが思いのほか楽しかったので、紹介したいと思う。
行き先はどこ?
1/14(月)、成人の日。10:30頃に札幌駅に着いた僕は、前日に無理矢理誘った会社の同期と待ち合わせをしていた。祝日だからか人は多い。その後同期と合流し、さっそく目的地へと足を運ぶことに。「どこに行くの?」と彼は言った。そう、実は今日までに僕は行き先を彼に伝えていなかったのだ。無料で行ける場所なので、ちょっとしたわくわく感でもプラスしないとボリュームが出ないだろう、という粋な計らい。そう思いながら僕は言った。
「北大の博物館だよ」
北海道大学総合博物館
北海道大学には「総合博物館」という施設がある。
古くは北海道に開拓使が来た頃から大学…もとい、大学の基礎となる農学校が出来、そこから今に至るまでの歴史が紹介されてたりする。他にも、現在ある大学の各学科でどんな研究がなされているのかの説明があったり、これまで大学の研究で収集してきた標本の数々が惜しげもなく展示されていたり…と、施設の1階から3階まで、各階かなりのボリュームを持って迎えてくれる。文化欲(なんて言葉はないが)をこれでもかと刺激され、そして何より入館料が「無料」!こんなに楽しめる施設が札幌駅から歩いて10分そこらの場所にあるとは知らなかった。
正直なところ、僕らは博物館に入るまでは、そこまで大きな期待もせずにいて、まあ1時間も楽しめればいいだろう…くらいの気持ちでいた。が、上述の通り、出るわ出るわの展示物の数々に、1時間どころか2時間半は滞在することになった。博物館を出たとき「思った以上に楽しめたね」と2人で声をそろえて話したことが印象的だった。
1階から3階まで展示物がいっぱい
施設をざっと紹介すると、1階は北海道大学の歴史について。開拓使が来て、札幌農学校が出来て、クラーク博士がうんぬん…と、さまざまな展示物と共に学ぶことが出来る。近年では、鈴木先生がクロスカップリングでノーベル賞を受賞したのが記憶に新しい。「教育って大事だな…」というのがしっかり伝わる展示になっている。
2階は、各学部の研究内容を説明するフロア。北海道大学には現在12の学部があり、そのどこもが個性的な研究を行っているようだ。個人的には、獣医学部の動物の骨格標本が迫力があった。それと、医学部の「座高はなんで測り始めたのか?」というコラムが興味をそそられた。
3階は、北海道大学に収蔵されている標本の展示フロア。化石から始まり、生物標本、遺物、鉱石標本などさまざまで、どれも普段見ることの出来ないものがわりとあっさり展示されているので、見ていて全然飽きない。イメージとしては、学校の理科室のちょっとした標本がめっちゃ本気を出した…みたいな感じ。すごくいい。
1階に降りると、そこにカフェスペースなんかもあったりして、ここで休憩や食事を取ったり出来る(これは当然有料)。お土産処もあったりして、まさに観光地…と言っても差し支えないだろう。
まとめ
こんな感じで、北海道大学総合博物館を紹介してみた。恐らく、札幌に住んでいる人ほど行ったことがない施設のベスト5には入るんじゃなかろうか(当社比)。1人で、カップルで、そして、子供向けのイベントもちょくちょくやっているようなので(僕らが行ったときには研究体験コーナーやブローチのようなものを作るイベントをやっていた)、家族でも楽しめる場所になっている。機会があったらぜひ行ってみてほしい。
おまけ
あまりに楽しすぎて、博物館を出た時点で13:30。お昼ご飯をどうしようか…と思ったら、なんと祝日にもかかわらず学食が開いていたので、そこでご飯を食べた。めっちゃ懐かしかったし、安いし、美味しかった。
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