[レポート]気分はブルジョア?JALのファーストクラスを初体験してみた!

[レポート]気分はブルジョア?JALのファーストクラスを初体験してみた!

人生初のJALファーストクラス。いろいろ経験できたのでレポートしてみたい。

乗った感想

まず、いきなり結論を書いてみる。

  • 最初から最後まで、おもてなしがすごかった
  • お酒は飲めるし機内食の夕飯もとてもおいしい
  • 時間とコストの兼ね合いを見ると、やはりちょっと考えちゃう

こんな感じだ。それでは順を追っていきます。

ファーストクラスの引換券が当たった


photo credit: First Class on China Airlines via photopin (license)
普通に考えて、一介のサラリーマンがポンってファーストクラスに乗れるわけがない(と思う)。じゃあなんで乗れたかというと、それは引換券を抽選で当てたから。超ラッキー。

僕は出張が多いせいもあってか、よく航空会社のホームページを見る。すると、キャンペーンをよくやっているので、隙があれば応募をしている。ボタン一つなので。

そして、何かのキャンペーンに当たったのか、今年の春あたりに突然JALさんから郵便が届き、ファーストクラスの引換券を贈ります、とあった。これが経緯。

しばらく経って、使ってみた

それから半年ほど放置していたのだけど、そろそろ使ってみなくちゃと思い、先日出張の帰りにJALさんのカウンターに出してみた。

僕「これなんですけど…使えますか?予約も何もしてないんですが」
受付の方「ええ、大丈夫ですよ。今日は空きがございますので」

ということで、東京→札幌の普通席が、ファーストクラスの席になった。さて、ここからどのような流れになるのか。

専用のゲートでチェックイン

ファーストクラスのステータスを得ると、まず搭乗ゲートが別室となる。

羽田空港はピーク時間になると搭乗ゲートに長蛇の列が出来るのが当たり前なのだが、ファーストクラスの専用ゲートは列など皆無。実にスムーズにゲートをくぐれる。

しかもJALさんの場合、ゲートをくぐるとそのまま空港ラウンジに直行。この時点で特別感が生まれてくる。

ラウンジもファーストクラス

JALさんはラウンジを2つ持っていて、一つは「サクララウンジ」という一定のステータス(搭乗回数が多い、上位カードを持っている等)があると入れるところ。そしてもう一つが「ダイヤモンドラウンジ」という、ファーストクラス搭乗者やさらに上位ステータス(ほぼ毎週飛行機に乗ってる人が得られるようなやつ)の人しか入れないところがある。今回僕のステータスは後者なので、ダイヤモンドラウンジに入ることが出来た。

サクララウンジはビールやジュースが飲み放題。後は雑誌など読んだり出来る。ここは何度か来たことがある。一方のダイヤモンドラウンジは、ビールがエビスだったり、高級そうなウィスキーがおいてあったりと、サクララウンジよりワンランク上のサービスを受けることが出来る。さらに人も少ないので、搭乗まで落ち着いた時間を過ごすことが出来る。これはいい…(飲み過ぎ注意)

いよいよ搭乗。イスがすごい!

搭乗時間が近付いたので、飛行機乗り場に移動。機内に入ると、一番前のエリアにファーストクラスのイスたちが!

もちろん初めて見たわけではないが(普通に乗っても横切るから)、これに座れると思うとドキがむねむね…いや、胸がドキドキする。。

座ってみると、そのふかふかさ加減に驚く。イメージとしては、家具屋さんでめっちゃ高い一人がけソファーに座ったときのあの感じだ。

装備も充実していて、これでもかとあらゆる場所が傾くリクライニングや、ノイズキャンセリング機能付きヘッドフォン。勉強できるくらい広々としたテーブルに、足が疲れないようにするためのスリッパもある。

さらに、四角い金属製の板のようなものが置かれており、これはなんだと手に取ってみると、なんとモバイルバッテリーであった。スマホはもちろんのこと、ノートパソコンも充電出来そうだった。

うーむ、至れり尽くせり。

ファーストクラスは夕飯付き…が、食べ損ねる?!

ソファーのフカフカに満足していると、CAさんがファーストクラスの乗客一人一人に挨拶。専属でお世話します感が出る。

そしていよいよ離陸なのだけど…寝ました。だいこりくん寝てしまいました。いきなり20分をロスです。何やってんだ…。

注)おそらくラウンジでビールを1杯ひっかけたから

目を覚ますとすぐにCAさんが「お夕食をお持ちしましょうか?」と声をかけてくれた。すぐに「お願いします!」と答えた僕。周りを見るとほとんどの人は夕飯が終わっていたので、危うく食べ損ねるところだった。。

気を取り直して。

機内食は日本の著名なホテル、レストラン、料亭などの料理長が、腕によりをかけて監修したものが並ぶ。毎月変わるようなのだが、今回は北海道にある、知床グランドホテル北こぶしの料理長が考案したものだった。

http://www.shiretoko.co.jp/

そしてそのお料理がこちら。

なんと言いますか、実に豪華。お供のお酒は伯楽星(はくらくせい)という、宮城県の純米大吟醸。素敵。

お味は言うまでもなくどれも美味しく、あっという間に食べてしまった。実は、機内食が出ることをあまり考えておらず、空港に着いたときにてんやで天丼を食べたことは内緒だ。でもそんなの関係ねぇ、である。


お品書き

あっという間の1時間15分

そうしているうちにシートベルト着用のサインが出て、しばらくすると新千歳空港に到着した。こうして、人生初のファーストクラスによる移動は幕を閉じた。

大変贅沢な時間を過ごしたわけだけれども、これをお金を出して乗ろうと思うと、8月の参考価格で約45,000円かかる。この1時間15分(プラス地上のラウンジで過ごす時間)を鑑みて、割が合うかどうか。

きっと裕福な方は気にしない金額なのかもだけど、僕にはハードルが高すぎると思った。だからこそ、いい経験が出来たなあと心から思った次第である。

まとめ

ということで、ファーストクラスのレポート、いかがだったろうか。気になったら奮発して乗ってみるもよし。僕のようにこまめにキャンペーンをチェックして搭乗券を狙ってみるもよし。とにもかくにもレアな体験が出来ると思います。

また乗れるといいな。