[感想] しばらく使っていたApple Watchをつけないで3日間過ごし、そして気づいた4つのこと

[感想] しばらく使っていたApple Watchをつけないで3日間過ごし、そして気づいた4つのこと

先週末、実家に帰省したのだけど、その時Apple Watchの充電ケーブルをうっかり忘れてきてしまった。僕はケーブルは1本しか所有しておらず、家に帰ってからしばらくはApple Watchを使えなくなってしまった。今週、3日間Apple Watchをつけないで過ごしてみて、つけていた時と比べてどのような変化が感じられたか述べてみたい。

要は依存しているということ


photo credit: Apple Watch via photopin (license)
結論から言うと、「不便とまではいかないけれど、ちょこちょこ煩わしさを感じる」ところだった。これって結局、Apple Watchにまあまあ依存していたんだなあと感じる。少し前に奥さんから「そういうのに頼る生活になっちゃうんだから」的なことを言われたのだけど、ずっと使っていたらそうなっちゃうかもしれない。テクノロジーってすごいね。

不便だと感じた3つのこと

大きく3つあった。

  • メッセージがすぐに確認できない
  • 天気が先読みできない
  • 水を飲むタイミングが上手くいかない

メッセージがすぐに確認できない

Apple Watchの主要な機能の1つに、iPhoneに着た通知を知らせてくれるというものがある。もちろんメッセージも教えてくれて、手首で確認、そして簡単な返信ができる。

仕事をしている時、iPhoneはポケットにしまっておくことが多い僕は、メッセージが届いた時にわざわざポケットから出して確認していた。1回のやりとりならまだ良いのだけど、これが複数回に渡ってしまうと、毎回ポケットから出しては内容を確認して…となるので、動きが大げさになってしまう。机の上に置いておけばまだマシかもしれないが、やはり手首でさっと確認できた方がスマート。

天気が先読みできない

Apple Watchは「コンプリケーション」という機能を使って、文字盤に小さな情報を載せることができる。天気も例外ではなく、現在の天気、気温、降水確率を表示してくれるのだ。また、「グランス」と言って、文字盤をしたからスワイプすると、少し先の天気をさっと確認することもできる。

もちろん、上記は全てiPhoneでも出来るのだけど、やはりさっと確認出来るという点においてはApple Watchに勝敗が上がる。ほんの少しの手間の差なのだけど、天気はすぐに知りたいことが多いので、これもちょっと不便だなあと感じてしまった。

水を飲むタイミングが上手くいかない

読んでいる人にはこれが一番「?」だと思う。というのも、僕は水を飲むタイミングを知らせてくれるアプリをApple Watchに入れていて、それが使えなくなったのが不便だった。

アプリというのは、WaterMinderというものだ。

時間を決めておくと、水を飲むタイミングを通知で教えてくれて、日々どれだけ水を飲んだか記録しておける、シンプルなアプリ。

「水くらい喉が渇いた時に好きに飲めばいいじゃないか…」と思うかもしれないが、これがパソコン仕事をしていると結構忘れがち。集中してパソコンをしていて、2〜3時間経った頃に喉がカラカラだったということがよくある。下手したら午後にほとんど水分を取らなかったという時もあったくらい。

個人差はあるが、人は1日に約2リットルほどの水分を取る必要があると言われているが、意識的に水を取らないと、これを達成できない場合が多い。せっかくApple Watchを持っているんだからと思い、導入してみたところ、効果はてきめんだった。

もちろん、このアプリもiPhoneのみで使用できる。のだけど、手元に通知が来るのと比べると、なんとなく腰が重くなったり。画面も見ずに「どうせどうでもいい通知だろうから、後でもいっか」みたいなシーンがよく発生し、水を飲むのがまたおろそかに。うーん、不思議。。

逆にいいなと感じた1つのこと

Apple Watchがない間は、通常の腕時計をしていた。当たり前すぎていうのもアレなのだけど、普通の時計は文字盤を見ればどんな角度でも時間がわかる。けれど、Apple Watchの場合、手首を捻って、画面を自分の方に向けないと、文字盤が表示されないため、時間を確認するのにちょっとしたタイムラグが起きる。初めはこれがプチストレスだったのだけど、しばらくして慣れた気でいた。

ところが、普通の時計をしてみるに、やっぱり瞬時に時間がわかるのはいいなあと感じだ次第。バッテリーの関係から常時表示は無理であるのはスマートウォッチの宿命なのだけど、うまいソリューションで解決してもらいたいなと思う部分だ。

※この点、カシオのスマートウォッチは従来の液晶と組み合わせて、稼働時間を増やしている

まとめ

「なければ困るか?」と言われれば「困らない」という回答になるのだけど、ちょっとした所が便利になるのがこの手のガジェット。週末になれば兄が実家から遊びに来て、そのタイミングで充電ケーブルを持ってきてもらえる手筈になっているので、もう少し辛抱してから、また使い始めたいと思っている。

これに頼ってたらダメ人間になっちゃう錯覚も覚えるが、一方でこの時代に生きる僕らの、ちょっとした特権でもあるわけだから、恐れずに使っていきたいと思う。

さて、これから先、そんなアイテムが出てきますかね。