[旭川グルメ] 柚子ザンギが最高に美味しい、旭川の隠れ家的居酒屋「旅籠」

2016.05.04
グルメ
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4月から結構忙しくてバタバタしていたのだけど、ゴールデンウィークはまさかの10連休。ということで、実家大好きの僕は、他に目もくれずに旭川へと向かった。ところで、この歳になって「実家大好き！」と周りに話すと「それはないっすわー」「えっ、普通帰らなくなりません？（困惑）」と言われるのだけどなんでだろうね？

1. 柚子ザンギと僕たち
2. 隠れ家的居酒屋
3. 柚子ザンギを始め、何から何まで美味しい料理の数々
4. まとめ

柚子ザンギと僕たち

旭川ではここ数年、秋に食べマルシェという食を中心にした物産展を展開していて、北海道各地の美味しいものが、北は旭川駅から買物公園を通して常盤公園まで、出店形式で3日間肩を並べる。どこのお店も腕によりをかけた料理を提供していて、予算の限り、お腹いっぱい夢いっぱいになれる。

うちも何かとタイミングを合わせて実家に帰り、このイベントに参加している。いろいろ美味しそうなものを物色しては食べまくるのだけど、毎年欠かさずに食べている料理がある。それが柚子ザンギだ。

この柚子ザンギ。その名の通り、柚子の風味がする唐揚げ（北海道では唐揚げのことをザンギと呼んだりするんだね）で、この揚げたてがめっちゃ旨い。サクサク系の衣に柚子の風味がほのかに香り、ジューシーな鶏肉と合わさってもうたまらない。肉汁じゅわっ、それでいて柚子の効果かくどくない。この柚子ザンギにみんな虜になっていた。

その柚子ザンギを提供しているお店が「旅籠（はたご）」という居酒屋さん。

ここの予約がなかなか取れず、毎回帰省の際にチャレンジしては肩を落としていたのだが、今回ようやく予約を取ることができたので、奥さんと行ってみた。

隠れ家的居酒屋

場所は旭川5条7丁目にある居酒屋横丁「ふらりーと」の一画にある。

http://www.furari-to.com

実家に帰ったときの僕と奥さんの楽しみの一つに「夫婦で飲みに行く」というのがある。子供たちを両親に預けて自分たちだけで美味しいものを食べに行っちゃうという、言葉じりだけきくとおーいって感じなのだけど、日頃の息抜きの一つだと思ってここは許してほしい。そんな僕らは、ウキウキな気分でこの旅籠の暖簾をくぐった。

お店の中はこじんまりとしていて、古民家風の内装に、コの字型カウンター、そして1階と2階に小上がりが4〜5席ほどある。僕らは18時30分に入ったのだけど、すでにお店は満席の様子だった。

カウンターに通された僕らの目にまず飛び込んできたものは、目の前で炭火で焼かれる魚介類や野菜の数々だった。それだけで「ああ、来てよかった」と何も食べていないのに思った次第。早速メニューとにらめっこして、色々頼んでみた。

柚子ザンギを始め、何から何まで美味しい料理の数々

全部紹介していたらキリがないので、代表的なものをいくつかご紹介。

柚子ザンギ

半年ぶりに食べたのだけど、やはり美味しかった。うーん、この柚子の香りが食欲を増進させる。あっという間に平らげてしまった。お土産に持って帰りたい。食べマルシェで歩きながら食べるこれも美味しいが、こうした落ち着いたお店でしっとり頂くのもまた格別だった。

〆鯖

次に刺身で〆鯖。

わさびで食べる通常のものに加え、生姜でたたき風にして食べる2種類が出てきた。これは新しい。食べてみると、スーパーで買って食べるようなパンチのある酢の味は身を潜め（これはこれで好きなのだけど）、非常に上品な〆方された味わいだった。ほのかに酢の甘みを感じ、お酒によく合う。生姜で食べる〆鯖も、今まで食べたことがあるようでない新鮮な味。この食べ方、好きです。

春の山菜天ぷら

アスパラ、たらの芽、行者ニンニク、ウド。どれも春の訪れを感じさせる風味で、旨味の中に、青さと苦さが潜んでいる。個人的にヒットだったのが行者ニンニクの天ぷら。道外の人には馴染みが薄いかもしれないけど、この山菜はニンニクと名が付くくらい、クセが強く、味が強い。普段はおひたしにしたり、ジンギスカンに入れたりするけど、何故か僕は天ぷらにして食べたことがこれまでなくて、食べてみると、山菜の天ぷらなのにジューシーさを感じた。これ、流行ると思います。

トマトとモッツァレラチーズのサラダ

最後にサラダ。

隣の人たちが頼んでいるのを見て、すかさず頼んじゃったこのトマトとモッツァレラチーズのサラダ。かぼちゃやカブなどの各種野菜に加えて、珍しいドラゴンフルーツなんかも添えられた充実感たっぷりの一品。バルサミコ酢ベースのドレッシングでほどよくまとめられ、毎日でも食べたいサラダに仕上がっていた。くそー、なんでも旨い。