[雑記] 浅草土産に千代紙とんぼを買って帰ったら子供たちが喜んだって話

[雑記] 浅草土産に千代紙とんぼを買って帰ったら子供たちが喜んだって話

こないだ浅草をぶらっと散歩していたら、威勢よく紙とんぼを飛ばしているお父さんがいて、お土産にいいかなと思って買って帰ったら、思いの外子供たちが喜んでくれた。

浅草にスーさんあり。千代紙とんぼ専門店

その紙とんぼがこれ。

パンダや猿が描かれた千代紙が張られた、厚紙をプロペラに見立てて作られたもの。一回り小さいのは、お父さんがサービスしてくれた。

作りがいいのかお父さんの腕がいいのか。とにかくよく飛ぶこの紙とんぼを何度も実演してくれて、思わず「買おう」と決意してしまった。後から知ったのだけど、このお父さんは「スーさん」という愛称で地域に親しまれている方のようで、テレビに出たりと結構有名なんだとか。商売上手なスーさんは、推しすぎず、かといって引きすぎずの絶妙なさじ加減でトークを繰り広げる。きっと僕のように、この紙とんぼを買っていく人は多いのだろうと思った。

それを持って家に帰ると、子供たちに「お土産だよ」と言って渡してみた。長女のうかたんは、どこかで見たのか早速手をすり合わせて紙とんぼを飛ばしていた。その度に「おー!」と喜んでは、僕や奥さんに「ここからここまで飛んだの!」と嬉しそうに報告してくれた。一方の次女きょーたんは、さすがに飛ばし方はわからないので、とにかく紙とんぼを手に持っては家の中を駆け回っていた。でも、顔はとても嬉しそうにしていて、買ってきて良かったなと心から思えた。ありがとうスーさん。

紙とんぼは壊れやすい

でもって、散々子供たちに遊ばれた紙とんぼたちは、1日目にして柄の部分とプロペラの部分が剥がれ、何度も僕が木工ボンドで修理する羽目になった。今のところまだ遊べているが、壊れるのは時間の問題かもしれない。ただ、まあ、短い期間でも子供たちの笑顔が得られたので、それだけで目的は達成できたと言えよう。

昔からある、原始的なおもちゃのこの紙とんぼ。電子なおもちゃやゲームが溢れる中で、やはりシンプルな楽しさが、子供に受けるという側面を垣間見た気がする。子供に、というか、大人がやってもやっぱり楽しいので、たまにはこういうものも買い与えると良いかもしれない。親子で一緒に楽しめるからね。