引用が好きなので作ってみた
タイトルから意味不明ですが、自分は引用が好きです。何と言うか、短い言葉のニュアンスが良くて、本の帯とかに書いてあるキャッチコピーとかも何故か好きなんです。で、引用と言ったら森博嗣さんの小説がそれで、ほとんどの作品で章の冒頭に別の本の引用を入れてくるんですよ。それが物語の枠を固めていると言うか、逆に混乱すると言うか…、まあとにかく「あれ、これはどんな意味になってくるんだろう…?」と感情を揺さぶるのがたまりません。
と、言うことで、今日はなんか色々引用していこうと思います。意味もなく。
まずは有名人の格言です。長い会話の中の一部分を切り取ったものだと思いますが、それだけを見ると非常にインパクトが感じられるように思えます。たとえば、
世の中に、くだらないと言い切ってしまっていいものなど何も無い。
腹を満たすためのパンと同じように『知恵のパン』、『想像のパン』も必要なのだ。
–ファーブル
と、知的好奇心をくすぐるいい感じの引用です。他にも、
他人の世界をうらやんでいても仕方ない
自分の世界は 自分で変えなければ
–のだめカンタービレ
と、有名クラシック漫画「のだめカンタービレ」からすっと抜き取ると、これまたいい感じに。少しミステリアスな感じを出すと、
すれ違ったままで、僕は自分の宿に帰ると、入口に二人の学生風の若い男が立っていて、土地の商人(あきんど)を相手になにか買物でもしているらしいので、僕はなに心なく覗いてみると、商人は短い筒袖に草鞋ばきという姿で、なにか盤台(はんだい)のようなものを列べていた。魚屋かしらと思ってよく見ると、その盤台の底には少しばかり水を入れて、うすぐろいような不気味な動物が押し合って、うずくまっていた。それは山椒(さんしょ)の魚(うお)であった。箱根ばかりでなく、ここらでも山椒の魚を産することは僕も知っていたので、しばらく立ち停まって眺めていると、学生の一人はさんざんひやかした末に、とうとうその一匹を買うことになったらしい。かれらは生きた山椒の魚を買ってどうするのかと思いながら、僕はその落着(らくじゃく)を見とどけずに内へはいってしまったが、学生たちは大きい声でげらげら笑っていた。
–岡本綺堂 「山椒魚」
と、何故かだわからないけど不安な気持ちを煽ります。
とまあこんな感じに、だからなんだいと言われたらそれまでなんですが、色々と活字を読んでいると、何となくそう思ってしまった次第です。ということで、最後はタイトルにあるように引用を自分で作って自己満足して行こうと思います。
ミチルは悲しい表情で花の切り取られた葉茎を握り締めた。「花は花が付いているから価値があるの?花が無くなってしまったらそれでお終い?」と嘆くと、ツヨシはミチルの手に触れて、そして目を見た。「価値があるかないかなんて僕達には評価できない。ただ、一つ言えるのは、花を切り取ったヤツは最低なヤツだったということだけだ。」
ほら、それっぽいでしょ?
■今日のぐっと来たニュース
魚はグリルで焼くと時間もかかるし、後始末も面倒ですよね。そんなときは、電子レンジとクッキングシート・割りばし2膳・サラダ油があれば、時間も手間もかからずかんたんに焼き魚ができます。グリルで焼いたときほど焦げ目はつきませんが、意外と美味しくできあがります。ご主人の帰りが遅いときなどにもおすすめですよ。
魚を焼くって結構勇気が要りますけど、これなら手軽で簡単に魚が調理できますね。蒸し焼き風になるとのことなので、香草なんかも忍ばせると美味しいかもしれません。今度試してみよう。
■近況
最近ぐいぐいと忙しくなってきていて、なかなか家に帰るのが遅くなってしまいます。もっと効率よく作業が出来るといいんですけどねえ。でもその分、休日はがっちり遊んでやろうと計画中です。
それではまたー。
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