口蹄疫問題と我々と。

NO IMAGE

こんにちは、だいこりです。

最近仕事のトラブル続きで、結構深夜まで作業していたりします。まあ誰が悪いと言うわけではないのですが、先日までゆるい(と言っても定時で上がれているわけではないですが)生活を続けていたせいか、結構体に負担が来ていたりします。2か月前とか、よくやってたなあ…。

さて、ご存知の方も多いと思いますが、いま社会ニュースを騒がしているのは、宮崎県の口蹄疫問題です。

まず口蹄疫ってなに?というのを簡単に述べると、口蹄疫は家畜伝染病の一つで、牛や豚などに主に感染し、子どもの時にかかってしまうと致死率が高いとされています(50%くらい)。一方大人の場合だと死には至らない場合がほとんどなのですが、お乳の出が悪くなったり、栄養が取れなかったりで、家畜としての観点で見ると辛い状態であることに変わりは無いそうです。そして、見つかり次第、国の方針によって殺処分されてしまうとのこと。(※参考:Wikipedia)

この問題を聞いた時、まずぱっと頭に思い浮かんだのは、「農家の人が大変そう」「殺処分されてしまうなんて、かわいそう」でした。多くの方は、同様の気持ちを抱かれるのではないでしょうか。

ただ、いまメディアやネットでは、別の観点で話題になっていると思うのですよね。

■メディアでの主な話題

  • 県の対応
  • 政府の対応

■ネットでの主な話題

  • 口蹄疫に対する、メディア報道の姿勢
  • 殺処分に対する感情論

メディアの話題は、どんな事件や問題でも同じような感じで、つまりは責任は誰にあるんだ?ってところで盛り上がろうとしています。一方で、ネット上での話題では、メディアに対する懐疑心や、家畜に対する”可哀想”という感情の本質を問うようなものも目立ちます。

メディアが窮地に陥っている

先日、東国原知事が、ブログで非常に興味深いことをおっしゃってました。

全頭殺処分

特に、ネット系の情報ツールが発達した今日、会見の様子などは全てチェック出来るようになり、最早、メディアがバイアスがかかった報道をすることは不可能な時代なのかも知れない。

これは、5月18日の定例会見で、知事が「寝てない!喧嘩売ってんのか!」と逆ギレした…みたいなニュースが駆け巡ったものを受けたコメントです。実際の会見内容は、宮崎県のHPから動画が(http://www.pref.miyazaki.lg.jp/chiji/kaiken/)、もしくは有志の方の書き起こしが(http://d.hatena.ne.jp/ippei_mt/20100518/1274185636)参考になりますが、見てみると、記者が喧嘩を売っているようにしか見えません(怒って当然に見える)。あと、知事は今の状況を大変厳しい辛い状況であると認識しており、その対応を懸命にこなそうと努力しているように感じ取れます。これをメディア各位は「逆切れした」っていうところだけを切り出して、「こんな知事ってどうですか?本当に相応しい人ですか?」と見ている人に問いかけてきます。不思議ですよね。でも見ている人の興味を惹かなくちゃいけないから、ネタを料理するとこうなってしまうわけです。ジャーナリズムはどこに行ったのやら。

盛り上がりたい、に気を付けたい

一方、ネットでは先述のように、メディアが行った偏向報道や、口蹄疫問題が起きた時の初動報道の遅さなどがもっぱら盛んになりました。特にネットはメディアと相性が悪いのか、メディアの不備を糾弾したい流れがあるため、ブログやツイッターなどでそう言った声がよく挙がります。特に、ツイッターではシステムの関係上、議論が活発化しやすいです。

なぜマスコミは口蹄疫の件を報道しないのか
http://togetter.com/li/20251

口蹄疫問題で『責任は東国原知事にある!』と既成事実のように述べるフリージャーナリスト氏の言に対する反応
http://togetter.com/li/21776

また、いまや13万頭以上に膨らんでしまった殺処分ですが、純粋にそれを聞くと「牛や豚が可哀想」と声が出ると思います(自分もそう)。しかし、この声に「どうせ家畜として加工されるのに可哀想ってないのでは?」「最後には食べるんだから可哀想もくそもないだろう。言葉の重みを考えろ」という厳しい意見がちらほら。一方で、現地の農家の方も「可哀想で言葉が出ない」と口にされていますが、農家の方の心情を考えると、それに対しても果たして同じ意見が通るのか?と、そんなところで議論になったりしています。

どちらにせよ、これらの問題に対して様々な議論を重ねたところで、結局我々が出来ることと言ったら、宮崎県に対策の為の寄付をすることくらいではないでしょうか。今回の件も含めて、こうしたテーマに対して「自分はこんなにも考えて意見を述べているんだぞ!」ってところに主眼を置いて進めていく前に、自分たちにまず何が出来るのか?ってところから、始めて行きたいものですね。
久しぶりに意見な内容でした。
それではまたー。

※おまけ
噂の域を出ませんが、こんな話が出ているんだとか。

人呼んで「赤松口蹄疫」 宮崎県口蹄疫は4/20の発生から29日間で11万頭殺処分決定のパンデミック規模(その20)「今週末は知事叩き赤松上げ加速、来週は息子叩きで報道の予定」→5/23放映予定のフジ「報道2001」で東国原知事を総叩きして民主党の支持率アップを図る予定?の噂

週末くらいから更にH知事叩きが加速する
A松に関しては強いリーダーシップを発揮して、口蹄疫被害を最小限に食い止めたという報道をし 実績を作れという指示が出てる。
外遊先から随時指示を出していたとか、官僚の抵抗により指示が伝わらなかったとか
どうやって彼を擁護するかって話になってる。
例の会見で知事に質問した記者については、最初から知事を怒らせるのが目的であのような質問をさせてる
同じ様なトラップはこれから幾つも仕掛けられる予定。
それと最後にもう一つ来週末の某番組での支持率調査ですが、内閣の支持率を上げる予定です。
30%超えはやりすぎなんで、26~28%辺りですかね…

そうそう、来週から何故か息子が叩かれ出しますよ

赤松農相も本件ですっかり時の人(対応の悪さや当事者を逆なでするような発言が目立つみたい)ですが、上記が本当だったら、何も言えませんよね。。