知られざる鳩レースの世界
日曜日に久々の散髪に行きまして。
今回は奥さん行き着けの美容室で切って貰いました。というのも、いつもお世話になっていた近所(といっても独身の頃、一人暮らししていた所の近くですが)の床屋さんが、前回行った際に店主が全く変わっていて、「あーこれがいい機会かなー」と、切り替えてみたわけでありまして。そこの美容室は奥さんお勧めだったので、興味もありました。
札幌は狸小路にある、美容室ジョニーさんというところなのですが、ここの店主が実に気さくな方で、初めてなのにもかかわらず、感じよく会話のやり取りを楽しませてもらいました。で、どういう経緯でこの話になったのかはいまいち思い出せないのですが、とても興味深い話として鳩レースというものがありました。
鳩レースとは?
社団法人日本鳩レース協会(なんてものがあることにまずビックリ)のページに、鳩レースのことについて書いてありました。引用すると、
鳩レースとは、複数の愛鳩家が各自の飼育している鳩を持ち寄って、同一地点から(放鳩地)から同時に放鳩し、誰の鳩が速く帰ってくるか競うものです。
条件を公平にするため、放鳩地から各自の鳩を飼育している鳩舎までの距離を正確に測定し、鳩が帰るのに要した時間で割って、1分間のスピード(分速)を出して比較します。
レースに参加するには、記録機という特殊な時計が必要になります。鳩はあらかじめ番号を控えられたゴム輪を脚につけて帰ってきます。このゴム輪を記録機に入れて帰還した時間を記録するのです。 また、最近の記録機は自動的に帰還時間を記録する電子入舎システムの使用を認められ、鳩レースもデジタル化に向かいつつあります。
レースを実際に主催する団体としては、全国各地に競翔連合会があります。レースに参加するためには、連合会員とならなければなりません。
とのこと。
まず驚いたのは、鳩が飛ぶその距離。なんと1000km(!)以上も飛ばせるレースがあるそうです。極端な話、例えば札幌で鳩を飼っていたとしたら、東京とかで鳩を放して、家まで戻ってくるのを競い合う…のだそうです。鳩の帰巣本能ってすごーい!と思うのと同時に、どうやって訓練するんだろ?と思ってしまいました。
鳩レースはギャンブルだ!?
店主曰く、「父母の遺伝子が大事」なのだそうで、競馬と同じように、良い父鳩と良い母鳩のかけあわせで、それは強い子鳩が誕生するんだとか。でもそれは絶対っていうわけではなく、時にはそこから普通の鳩だって当然生まれるし、結局はギャンブルみたいなものらしい。餌とかにも気を使ったりして、とにかく強く、たくましい鳩を育成するそうです。
(店主は中学生のときにやっていたそうです)
どれくらい早い?
鳩の速度は約950m/分。なので、単純計算で1時間で57km飛ぶわけですから、1000km飛びきるには約17.5時間。実際のレースでは、飛びっぱなしではないものの、大体1日半くらいで戻って来るんだとか。凄い。
で、帰巣本能がかぎとなるので、飛んだ距離を競うのではなく、距離と時間から速度を出して、そのスピードを競うそうです。
なかなか奥が深いです。
優秀すぎない?
しかし、レースに参加した鳩が全部戻ってくるかと言うとそういうわけでもなく、時には別地域の鳩の群れに合流してしまって、そこに留まってしまう事もあるんだとか。そんな鳩は迷い鳩と呼ばれ、見つけた人は鳩の足についているタグのようなものを参考に、持ち主に返してあげてほしい、と協会の案内にありました。
鳩も万能ではないのです。
鳩レースすごい
よし、僕も明日から鳩レースにチャレンジだ!…とは思わないのが悲しいところですが、こんな世界があったということに驚いてしまいました。というか、このような競技を中学生の頃にたしなんだと言う店主…侮りがたし。
そのエキサイティングな鳩レースを是非YouTubeかなんかで!と思うも、鳩が速過ぎて映像なんかに残せませんよね。げっふん。
それではまたー。
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鳩、たまに郵便小包で送られてくるよ。今は陸送だったはずだけど、以前は飛行機貨物で送られて鳩が○○なことに。
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>しんのすけ
小包扱いなんだー。というか、○○なことがとても気になる上に怖いのであります。
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>○○なことがとても気になる
今と違って気圧が・・・ねぇ。
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>しんのすけ
う…これ以上は…うん。ごめんなさい。