[北海道] 生産者のこだわりが詰まった商品を販売する「北海道くらし百貨店」に行ってみた感想

[北海道] 生産者のこだわりが詰まった商品を販売する「北海道くらし百貨店」に行ってみた感想

6月22日、札幌はノルベサに誕生した「北海道くらし百貨店」。様々な道産品を扱うお店として、かのサッポロドラッグストアーが満を持してオープン。気になったので行ってみた。

最初このお店の紹介を見たとき「北海道物産展のようなセレクトショップかな?」というイメージだった。北海道物産展、というと、何となく「いかにも北海道だべ」って感じのお土産品(例えばカニ!イクラ!白い○人!みたいな)を想像してしまって、それであれば大した興味も出ないと思うのだけど、この北海道くらし百貨店はちょっと違うコンセプトのようだった。

北海道の良いものを売るお店

https://www.atpress.ne.jp/news/130771

こちらのプレスリリースを見ると、

富山 浩樹代表取締役社長は「今年で創業45周年を迎えるにあたり、小売・物流で培ったノウハウを生かし、北海道の魅力ある素材を全国、世界に届けていきたい。北海道の人、商品、企業が集い、生み出し、日本や世界に届けるためのプラットフォームにしたいです。」と意気込みを語っております。

とのことで、どちらかというと「道内の生産者が力を込めた商品を取り扱う」お店みたい。これっていままでありそうでなかったなと感じ、出向いてみた次第。

北海道って、どうしても「観光」がまずトップに来て、それが北海道のイメージの大部分を占めてしまう。なので、他地域の人たちがそこを見ていると、道民の僕としては「いやいや、北海道にはもっと魅力的なものがありましてね…」と言いたくなる。だけど、「じゃあ魅力的なものってなに?」と返されたら「え?あ、えーと…」と口をつぐんでしまうくらいには、北海道にいながら道内のものってそんなに詳しくないのが悲しい。

スーパーとかでも、結局他の商品に紛れて陳列されていたりするので、あえて注目してみないというか、言われて「あ、そうなの?」と思うこともしばしば。そんな商品たちが一堂に会して「これが北海道ですがなにか?」とあれば、「ついて行きますセンパイ!」ってな気分になる。

見知らぬ北海道の商品がずらり

すすきの駅から西へ徒歩4分。札幌市内にどかんとたたずむ観覧車でおなじみの、ノルベサに店舗がある。道路沿いに面したところに大きく店名が書いてあるので、迷うことなくお店に入れるだろう。

ノルベサというと、勝手に「若者向けの商業施設」というイメージを持っていたのだけど、今回このお店が入ったことで、一気に客層が広がったように思える。店内は大きく3つのスペースに分かれていて、イベントスペース、物販スペース、そしてイートインのスペースとなる。メインはやはり物販スペースということで、いろいろと見て回った。

まず驚いたのは、数ある商品のほとんどは「見るのが初めて」であった。しかもどれもが魅力的。いったいどこで見逃していたのだろう。醤油、ジャム、パスタ、缶詰、コーヒーなどなど、すべての商品を試してみたい気持ちに駆られる。ディスプレイも凝っていて、分野ごとにただ分かれているだけではなくて、「セレクター」と呼ばれる道内の著名人がおすすめする商品の展示などもあり、来たものを飽きさせない。食べ物だけではなく、道内のクリエーターが作成した陶器やアロマ、イラスト、書籍なども充実。もちろん生産者が力を込めているだけあってお値段もおのおの高めなのだけれど、それを持って余りある魅力がこのお店に詰まっていた。

イートインでは道産食材を使った豊富なメニュー、地酒などを取り扱う一方で、気軽に道産牛乳を使ったソフトクリームやコーヒーなども提供している。ちょっと立ち寄ってこれらを食するのもいいかもしれない。僕はソフトクリームとコーヒーをそれぞれ頂いたのだけど、どちらもとても美味しく、クオリティはかなり高いと感じた。機会があったら食事の方も試してみたい。

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まとめ。道民も道外の人も北海道の本気に触れられる場所

その後なんやかんやいろいろ買い物してしまったのは言うまでもなく、すっかり惚れ込んでしまった次第。毎日でも通う、というお店ではないと思うけれど、月一くらいで「何か新しい商品が入ったりしていないかな?」とのぞきに行きたいと思った。道内の人はもちろんのこと、「人とは違ったちょっとパンチの効いたお土産を」と考えている道外から来た人も、ぜひ足を運んでみて欲しい。