[雑記] うれしいひなまつりに隠された姉の存在とは?

[雑記] うれしいひなまつりに隠された姉の存在とは?

3/3はひなまつりなわけで、我が家でもひな人形を飾ったりしたのだけれども、ちょっと疑問に思ったことが。

うれしいひなまつりの歌詞に隠された秘密


というのも、娘のうかたんとひなまつりの歌「うれしいひなまつり」を口ずさんだときのこと。「あかりをつけましょぼんぼりにー」ってやつです。

あれ、2番の歌詞で「お嫁にいらした姉様に、よく似た官女の白い顔」ってあって。するとなんだろうあれ?この「姉様」って誰?

姉様とは

調べてみたら、姉様、ひなまつりとあまり関係がなかった。関係あるのはこの歌の作詞家「サトウハチロー」さんのお姉さんであり、お姉さんが18歳の頃、嫁いだ矢先に結核で亡くなったんだとか。その想いが歌に反映され、曲が単調なのはレクイエムの意味が込められているらしい。

それだけじゃなかった

あと、この歌には結構誤用があるらしく、

  • 「お内裏様とお雛様」のお雛様は女雛と思いがちだが、よく考えるとお内裏様は男雛と女雛の両方を指していて、お雛様はひな人形すべてを指しちゃう
  • 「赤いお顔の右大臣」は実は左大臣だ

とかとか。

サトウさんもこの歌がまさかこんなに有名になるとは思っていなかったらしく、晩年は「歌の権利を買ってすててやる!」って漏らしていたらしい。あららー。

それでもうれしいひなまつり

ただただ、これだけ長い間定番の歌として愛されているのは、歌詞に関係なくひなまつりの楽しさや嬉しさを端的に伝えているからこそ。小ネタとして潜めておきつつ、今後もこの時期は楽しく歌っていきたいです。はい。