イタリア旅行記(3) ~ シエナ・サンジミニャーノ

イタリア旅行記(3) ~ シエナ・サンジミニャーノ

イタリア旅行記(3) ~ シエナ・サンジミニャーノ 5月8日。ローマより3時間ほどかけてシエナへ向かいました。

シエナはイタリア中部のトスカーナ地方に位置する芸術の町。ゴシック様式(ロマネスク風)を持つ建物が点々とする、人口約7万人の中都市です。有名な場所はカンポ広場。ここから3つの大きな通りが扇状に延びており、町の中心地となっています。

とにかく外観が素敵です(どこでも行っている気がします)。イタリアはかの昔は地域ごとで勢力争い(教皇派と皇帝派)がおきており、その時のそれぞれの文化が今も残っているので、場所を変えるごとにがらっと雰囲気が変わるところが面白いと感じました。

カンポ広場。写真じゃ伝わりにくいですが、とにかく広いんです。 シエナの大聖堂。工事中でしたが、とにかくこの装飾が素晴らしい。

 

カンポ広場。写真じゃ伝わりにくいですが、とにかく広いんです。 シエナの大聖堂。工事中でしたが、とにかくこの装飾が素晴らしい。

お昼はラザニア。これも如何にもイタリアンな料理ですね。美味。

シエナを観光した後は一路サンジミニャーノへ。あまり聞き覚えの無いこの街は実は世界遺産で、「塔」が有名となっています。12世紀初頭、貴族たちは互いの動きを見張るために塔を10個ほど建設しましたが、いつの間にか塔の建設=富と権力の象徴となり、13世紀のピーク時には72もの塔が町を埋め尽くしたといいます。しかしあまりに建て過ぎたため、当時の町当局は高さ54メートルのグロッサの塔と言うのを建て、「これ以上大きな塔を建てたらだめよ!」という令を敷いたそうな。没落後、塔は瞬く間に壊され、現在では14個ほどになってしまったそうです。兵(つわもの)どもが夢のあと、と言ったところでしょうか。

こんな感じで、どどーんと塔がそびえ立っています。 これでもか!と言うほどの塔の数々。虚栄の名残はかくも遺産となり人々に受け継がれていきます。
こんな感じで、どどーんと塔がそびえ立っています。 これでもか!と言うほどの塔の数々。虚栄の名残はかくも遺産となり人々に受け継がれていきます。

実はここ、「Pluripremiata」というジェラテリア(ジェラート屋さん)が有名。なんと2006年、2008年とジェラートチャンピョンに輝いているお店なんです(何故か世界ふしぎ発見のポスターが張ってあった)。早速食べてみましたが…おおおおおいしい!!!この前はラクトアイスと比較してごめんなさい。ハーゲンダッ○よりも全然こっちのほうが美味しいです!アイスでありながらとても自然な甘さで、ぺろりと何個でもいけそう。機会があれば是非皆さんにも食べていただきたい、そんなジェラートでした。

Pluripremiata。何だかわからないけど、生まれてこの方こんなに美味しいアイスクリームを食べたことはない!と思ってしまいました。 ワッフルコーンに3つも乗せてくれます。
Pluripremiata。何だかわからないけど、生まれてこの方こんなに美味しいアイスクリームを食べたことはない!と思ってしまいました。 ワッフルコーンに3つも乗せてくれます。

 

帰りの道中、お土産やさんへ。革製品とアクセサリーが売りでした。ここで奥さんにアクセサリーをプレゼント。喜んでもらえたようで何より。そして夕食は何故か中華料理。あらかじめ知ってはいて、何故??と思っていましたが、意外にもこれくらい日数が建つとお米が恋しくなる時期に。美味しく頂きました。

次回は斜塔でおなじみピサ、そして町並みすべてが芸術であるフィレンツェを旅します。