飛ばない飛行機はただの飛行機

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先週金曜日は出張だったわけですが、まあなんと申しますか久々にハードな感じでございました。とはいっても仕事がというわけではなく、飛行機が…なんですけどね。

雪のため、欠航。

その日は15:00くらいに仕事が終わって、さあ帰りますかと羽田空港に行ったはいいものの、予約していた便が欠航。理由は新千歳空港が結構な雪のためだとか。仕方がないので以降の便をキャンセル待ちしてなんとか帰ろうと思いきや、今度は札幌行き全便欠航!この日は帰れなくなりました。

仕方がないので、この日は会社の同期の家にでもお邪魔しちゃおう、ということで、一晩泊めてもらうことに。突然だったのに快く泊めてくれてありがとう>nくん
で、その夜はゲームを沢山やって充実した1日を過ごしました。

雪は厳しくなる一方…

翌朝。午前中の便に乗るために再び羽田空港へ。10時台の札幌行きを確保していたので、特に問題なく飛行機に乗り込みました。ただしこの飛行機、「場合によっては函館空港に着陸するか、羽田空港に引き返す制限付き」となっており、予断は許さない感じでした。

で、いよいよフライト開始。1時間ちょっとで新千歳空港まで行くものの、雪が病むまで40分ほど上空で待機。はらはら感が募ったところで、機長が一言アナウンス。「天候の回復が望まれないため、羽田空港に引き返します」。ああ、世の中って無常だな、と思いながら、さらに1時間かけて羽田空港に到着。その後、地上係員の方から説明があり、「今日の札幌行きは全便満席となっていますので、明日の予約をお勧めします」とのこと。(つまり諦めろ)と暗に宣告されたわけです。

悲しみに暮れながらも、さすがに二日連続で同期のお家にお邪魔するのも忍びないので、空港近くのビジネスホテルでもう1泊。あまりにやることがないので、持ってきていたニンテンドーDSをひたすらやりこむ(ちなみにやっていたのはレイトン教授と最後の時間旅行)。

3度目の正直?

日曜日。もうさすがにいいだろう…と9時台の飛行機に乗車。乗る→待機→そしてアナウンス。

「天候の回復が望まれないため、羽田空港に引き返します」

おおーい!またかよ!またなのかよ!!あっさりと羽田空港に引き返す。もうこの世に神なんていないのか…と思うや否や、再び地上係員が登場。曰く、

「本日の札幌行き、残り60席ほど空席がございます」

乗客の目の色が変わりました。「それで帰る」。そう心の声が聞こえてきたようでした。下車後、なんとなく早歩きで受付カウンターへ急ぐ乗客。自分が着いたときにはすでに列が出来ており、「これもだめか…」と諦めかけていたそのとき、「こちらもどうぞー!」と別のカウンターを案内する係員の声が!即座に反応した自分はすぐにそのカウンターへ。お陰で誰よりも早く14時の予約をゲットすることが出来ました。

だがしかし、これが本当に札幌に着くかなんて誰も保障はしてくれません。3度目の正直…吉と出るか、凶と出るか…。

札幌って遠いんだ

18時。自宅で横たわる自分がいました。「長かった」。そんな言葉しかもう出ません。3度目のフライトは無事飛行機を新千歳空港まで運び、長かった札幌への移動が終わりました。後で考えてみると丸2日も移動に費やしていたのだと考えると、目も当てられません。「休日を返してほしい」。そう思いながら、ぐったりとしてその日を終えたのでした。

備えあれば憂いなし

こうして、無事札幌に帰ってこれたわけですが、こうしたトラブルの際に「無いと困ったなー」と「あってよかったなー」をそれぞれ一つずつご紹介します。

■無いと困ったなー → 携帯電話の充電器
これはもうほんとに。まさかこんなことになるとは思っていなかったので、充電器を置いてきていたのです。一応コンビニで電池式の簡易充電器を買いましたが、あっという間に電池切れになり、非常にコストパフォーマンスが悪いです。何があっても動じないように、バッグには充電器を忍ばせておこうと心に誓いました。

■あってよかったなー → ニンテンドーDS
とにかく時間が無駄に浪費されていく(飛行機内、ホテル等)ので、暇つぶしは必至。この日は運よくニンテンドーDSを持っていたので、それでかなり時間をつぶすことが出来ました。でも普段はほとんど持たないので、これは運だったなーと思っています。

ということで、とても大変な週末だったのですが、あまりない経験だったかなあと思っています。というのも実は、2日目の夜や、3日目の朝などは何とか札幌に到着している便がいくつもあり、欠航・引き返し・引き返しの3連コンボな目にあった方はあまりいなかったのではないかと予想されます。しかし、冬の北海道は飛行機にとっては難しい場所。こういったことに備えて、いろいろと心構えをしておくほうが良いかもしれませんね。

それではまたー。