[ボーカロイド] あの三波春夫がボーカロイドでハルオロイド??
- 2017.03.28
- 音楽
- Apple, EC, VOCALOID, iPhone, サービス, ソフト, ニュース, ハルオロイド, ボーカロイド, メディア, 三波春夫, 商品, 本, 歴史, 車
記事内ではボーカロイドと紹介しているけど、正確にはCeVIO Creative Studioという商品のイメージキャラクターの1つ。ボーカロイドはヤマハの商品のキャラクターを指し、正確には違うので注記します。コメント欄でのご指摘ありがとうございます。
初音ミクに代表されるボーカロイドの世界に、あの三波春夫があるのをあなたは知ってた?
ボーカロイドとは?
photo credit: Stereometric Photography Mitchie M x Miku Collection via photopin (license)
ボーカロイドとは、コンピュータで合成した音声を駆使してあたかも人間が歌っているかのような歌を作り出すことが出来るソフトウェアの総称だ。合成音声の歴史は古いけれど、ボーカロイドが世に認知されたのは、2007年にクリプトン・フューチャー・メディア(札幌にあるんだよ!)から発表された「初音ミク」に他ならないだろう。
http://www.crypton.co.jp/mp/pages/prod/vocaloid/mikuv4x.jsp
ボーカロイドが一世を風靡すると、様々な声がフィーチャーされるようになった。声優さんはもちろんのこと、例えばGACKTだったり、セカオワのFukaseだったり…。
そんな中、2016年の初冬に、あの大物歌手がボーカロイドになったというニュースがあったのだ。
世界の国からこんにちは
ところで、僕は Apple Music に加入しているので、通勤時にはこれを聞いている。聴き放題のサービスの場合、1つの曲を聞き込むというよりは、Apple Music 側から提案されたプレイリストをいろいろ聞き流すような視聴スタイルになるのだけど、今日電車の中で何気なく聞いていたら、突然これが聞こえてきたのだ。
三波春夫『世界の国からこんにちは』万博記念公園でのライヴ音源(2000)
最初は「えっ?今になって三波春夫??」と思ったのだが、歌詞が2番に入ったあたりで「んん??」と少し違和感が。
そこで、iPhone を手にとって曲名を見てみると、そこには「ハルオロイド版 世界の国からこんにちは」とあるではないか!
ハルオロイド
ハルオロイドはエクシング、テイチクエンタテインメント、三波クリエイツが共同で開発したバーチャルシンガー。故・三波春夫の歌唱データを元に、三波春夫な歌声をあらゆる曲に合わせて歌わせることが出来るのだ。
http://www.teichiku.co.jp/teichiku/artist/hal-o-roid/
正式名称は「ハルオロイド・ミナミ(HAL-O-ROID)」ということで、すでに5曲も楽曲を出している。まずは、僕が聞いたハルオロイド版世界の国からこんにちはを。
ハルオロイド・ミナミ / 世界の国からこんにちは ~ハルオロイド版~
これ、YouTubeで見たら一発でわかるけど、何も知らないでイヤホンから聴いたら、ほんとに本人が歌っているのかと思った。
伝説のルパン音頭をハルオロイドの歌声にのせて。すごい。
そしてまさかのPPAP。やりすぎでしょ。
なんとソフト自体は無料で提供
ハルオロイドは、「CeVIO Creative Studio S」というソフトを持っていれば、なんと無料で使えるとのこと。ソフトは30日間の体験版もあるようなので、腕に自信のある方は1曲作ってみてはいかがだろうか(僕は無理だけど)。
こうしてみると、あらゆる歌手はその歌声をアーカイブされ、遠い未来でも新曲を披露したりすることになるのかもね。
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細かいですけど、ハルオロイド・ミナミはVOCALOIDじゃなくてCeVIOですよ。
ご指摘ありがとうございます!その通りですね。
注記を書くようにしましたm(_ _)m