[交通安全] 子供は小学1年生(7歳)の時の登下校時が最も危険!その原因と対策をJAFの機関誌で学んだ
日本自動車連盟JAFの機関誌「JAF Mate」の2017年4月号に、交通安全に関する興味深い記事が載っていたのでご紹介。自分も注意していかないとと思った次第。
7歳児の時が危険!
▲JAF Mate 2017年4月号
特集記事に「7歳が危険!登下校時の事故」というのがあり、これによると平成23年から27年の間で、歩行中における交通事故死傷者数を見ると、なんとすべての年で7歳が大きなピークを示したというのだ。
僕もグラフを見てびっくりしたのだが、本当に7歳の時だけ突出して死傷者数が多くなっている。このうち、73%は日中に発生し、薄暮時も合わせると93%。また、休日に比べると平日の方が2倍近く割合が増えているとのこと。
▲JAF Mate より。7歳の交通事故死傷者数が桁違いに多い
これはいったいなぜだろうか?
1人での行動に潜む罠
記事によると、以下のような原因により7歳児の事故が多いという。
- 小学1年生となり、保護者から離れて1人で登下校する
- 発達心理学的に、就学前後の児童は情動のコントロールが難しく「飛び出し」など衝動的な行動を当然のように取ってしまう
- 大人に比べて視野角が狭く、「右見て左見て…」を教えても首を振るだけで車を見ていないことがある
なかなか納得の理由であり、対策無しには子供を危険にさらすことになるだろうということが容易に想像つく。
僕も今年7歳になる長女うかたんがいる。小学校に入学してからのことを考えると、気が気じゃない。。どうすればよいのか?
衝動的な行動を習慣化により防ぐ
特集の記事では、これらの衝動的な行動を習慣化により防ぐことを推奨している。
まず、可能な限り、就学前に保護者が子供と一緒に通学路を歩いて、実地訓練をする。交通安全のルールや危険回避の方法、道路の横断の仕方などを習慣化させるとよい。
また、「見て、考える」ことを子供に叩き込むことも重要だ。例えば先ほどの「右見て左見て…」は、「車が来ていないかよく見る」ことを子供に覚えさせるとよい。
そして、横断の仕方は、「一緒に渡る」→「保護者が一人で渡る」→「子供だけで渡る」という3ステップの実地訓練を繰り返し踏むことで、より効果的に習慣化することが出来る。
上記は特に難しいことではなさそうなので、入学前、僕が休みの時にでもやってみようと思う。
子供の姿は黄、赤信号と同じ
photo credit: Riccardo Palazzani – Italy Fuori dal tunnel via photopin (license)
特集は最後に、「子供の姿は黄、赤信号と同じだと意識し、行動することが重要である」と締めくくっている。ドライバーが注意するのは当然のことだが、子供、保護者の立場からも、注意に注意を重ねて、交通ルールを習慣化していかなくてはならないと感じた。
今年小学校に入学する予定のお子さんがいる方は、ぜひ実践してみて欲しい。
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