[東京散歩] 葛飾区柴又。東京下町の代表格と言えばココ
東京に住みなさいと言われると「うっ」となっちゃうくらい都会には憧れていないのだけど、東京の下町を見る分には好きだ。いい意味でごみごみしていて、文化が古くから根付いている。そんな下町の代表格と言ったらやっぱり柴又だろうか。
柴又駅〜柴又帝釈天
柴又と言えばやっぱり寅さん。映画「男はつらいよ」で故渥美清さんが主役を務めていた国民的な作品の舞台となった場所だ。とは言っても、実はちゃんと映画を観たことがない僕。生半可な知識を持ち合わせながら、その地を訪れてみた。
柴又駅から北東に歩いていくと、柴又帝釈天へと続く参道がある。この参道がまさに寅さんがときおり旅から戻ってくる実家がある場所なのだ。
帝釈天までは食事処や甘味処、土産物屋が立ち並び、観光客でごった返してた。
いろいろと魅力的なものがあったが、やはりここは寅さんの撮影舞台となった高木屋老舗さんへ。Twitterのフォロワーのさんから磯乙女なるお団子が大変おいしいと聞いたので、それを食べてみた。
「うわっ、なにこれ!」と孤独のグルメのゴローちゃんばりに驚いた。ノーマルなお団子に醤油ときざみ海苔がかけられているだけのはずなのに、めちゃくちゃ旨い。なんで近所のスーパーで売っていないんだろうってくらいシンプルな構成。だけど僕はここでしか見たことがないお団子だった。うーん、深い。
しばらく歩くと柴又帝釈天に着いた。ここは江戸時代に建てられた日蓮宗の寺院だ。映画にももちろん登場するし、参拝に訪れる人も訪れる多い。
寺内には有料だが木彫りの壁画で彩られた彫刻ギャラリーと庭園を鑑賞できる場所がある。せっかくなので行ってみた。
木彫りの彫刻はびっしりと、そして非常に細やかなディテールによって浮き上がった人や動物の姿に感銘を受けた。
続いて庭園に行ってみる。庭園はいいぞ。
ここの庭園は屋敷の中にあるような、比較的こじんまりとしているタイプのものだ。邃渓園(すいけいえん)という名前で、昭和40年、関東の高名な造園師、永井楽山翁によって作られたんだとか。
今回はなんと、動画も用意してみました。
江戸川、矢切の渡し
帝釈天を抜けてさらに東に進むと、そこには江戸川が流れている。非常にゆったりとした流れの川で、気を抜いたら止まってしまいそうなくらい緩やかだ。
ここには有名な「矢切の渡し」がある。江戸時代の初期から現代まで続く、柴又と千葉を結ぶ渡し船。もちろんこの川にはいくつも橋がかかっているので、ほぼ100%観光資源として利用されているのだろう。
すこし北に歩くと、とんがり帽子の貯水タワーがある。何ともない建築物だけど、なぜだか風情を感じる。
ここから30分くらい歩いて亀有まで行って、噂の亀有公園とか見てきた…のだけど、予備知識がなかったためかそれくらいしか見つけられなかったので、あとはこちらで楽しんでください。
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