イタリア旅行記 ~ 番外編

イタリア旅行記 ~ 番外編

イタリア旅行記 ~ 番外編 全6回に渡ってお送りしたイタリア旅行記ですが、まだまだ語りつくせないことが沢山ありました。と言っても、1日1日丹念にじっとりとねばっこく書くと日が暮れて夜が来て朝になってしまうので、旅行していて「おっ」と思ったことをいくつかあげてみようかと思います。

■イタリアトイレ事情

外国は何をするにしても「お心遣い」としてチップを手渡します。それはトイレに限っても例外ではなく。

イタリアは公衆トイレに行こうとすると大抵チップを取られます。大体50セント~1ユーロくらい。係りの人が入り口の前で徴収していたり、チップを入れないとドアが開かなかったり(!)。旅行をしてるとなかなか小銭が貯まりにくかったので、トイレに行くにも精一杯です。もちろん、お店とか入れば無料なのですが。

あと、ホテルに備え付けられているトイレの横には「ビデ」と呼ばれるもう一つの便器のようなものがあります。形は、蛇口が一つあって短く前に伸び、ここから水とお湯が出せます。これは、用を足した後おしりを洗ったり、足を洗ったりするところらしいのですが、日本人にはちんぷんかんぷん。結局よくわからないけれど何となく水を出したりしてみました。

■イタリア交通事情

イタリアは至る所に文化遺産があり、ちょっとやそっとじゃ駐車場なんて出来ません(建物とか壊すことが出来ないからです)。なので、ほとんどが路上駐車となるので、道は限りなく狭くなります。そんなお国柄を象徴してか、走っている車のほとんどがコンパクトカーです。8割くらいはヨーロッパの車(フィアット、プジョーなど)ですが、日本の車もそこそこ走っており、ヴィッツ(向こうではヤーリスっていいます)やマーチなんかも良く見かけます。

あまりに路上駐車が多いのでうんざりすることもしばしばですが、代替となる交通機関が作れないのが現状です。仮に地下鉄を掘ろうにも、すぐに遺跡にぶちあたり、調査のために数年も作業を止めなくてはならないそうです。なので、効率が悪いので工事はほとんど行わないとのこと。

■イタリアスリ事情

旅行中、常に言われたことが「スリには気をつけろ」。とにかく観光地にはスリがたくさんおり、その手段も多様化しているとのこと。お尻のポケットに財布なんか入れて歩いたものなら、次の瞬間に盗られています。肩掛けバッグも危険、ちゃんとかけていても集団の中は危険、カメラを撮って気を抜いていても危険…と、とにかく油断したら即アウトです。

最近の流行は、突然ミサンガ(腕につけるカラフルな紐ですね)を見せ、「これつけてあげる。タダだよー」と優しい感じでミサンガを付けてくれます。と、次の瞬間「50ユーロだコラァ!さっさと払え!!」と金銭を請求し、凄んでくるらしいです。はっきりいって怖すぎます。

私たちのツアー客の中にも、ご年配の方が財布を盗られたような話も出ていましたので、イタリアにご旅行の際はとにかく財布やバッグに気を抜かないように気をつけて下さい。

と、いうわけで、如何でしたでしょうか。なかなか日本にいたのでは味わえないスリル(?)が異国の地にはあったりなかったりするので、そういうのも含めて旅って凄いなあと実感するわけでした。

それではまたー。

P.S. ピサの斜塔はまだまだ大丈夫なようです。